この秋公演のお芝居、
内野聖陽さん主演の 「ILIAS(イリアス)」 のプログラムに、
yayoが文字を提供します。
(画像に写っているロゴはyayoの手書き文字ではありません。)
かっこいいですねー、ウッチー♪
うふ。
大河ドラマも良かったけれど、
NHK金曜時代劇の「蝉しぐれ」が最高でした☆ (これ知らない?)
それはさておき ILIAS のお話。
東京では、
今年9月4日〜23日までル・テアトル銀座での公演が決まっています。
太古から語り継がれてきた「イリアス」。
壮大な物語すぎて躊躇されてきたギリシャの長編叙事詩が
豪華キャストでとうとう舞台化です!
キャスト:
アキレウス・・・ 内野聖陽
ヘクトル・・・ 池内 博之
オデュッセウス ・・・ 高橋 和也
アンドロマケ・・・ 馬渕 英俚可
カサンドラ・・・ 新妻 聖子
パトロクロス・・・ チョウ ソンハ
アガメムノン・・・ 木場 勝己
プリアモス・・・ 平 幹二朗
コロス・・・ 初嶺麿代/中川菜緒子/一倉千夏/飯野めぐみ/宇野まり絵
楽しみです!
しかも書かせていただけるなんて
ほーんとにうれしい!
先日ギリシャ政府観光局に駆け込んだのは
このためでした☆
(関連: 2010.07.09Diary 「マニア万歳!(充実の文字分析作業)」 )
紀元前のふるーーーい書体から、
10世紀ごろの書体までサンプルを出し、
最終的に決まったのが・・・
現存する最古のイリアス写本の文字(風)。
バチカン図書館所蔵の分厚い写本の、
尖ったペンで書かれた小文字筆記体です。
参考:http://www.wired.com/gadgets/miscellaneous/news/2007/06/iliad_scan
幅のあるカリグラフィーペンで丁寧に書くタイプではありませんが、
随所に特徴のある珍しい文字の形や、
伝統的なリガチャ(連結)なども見られます。
とても面白いです。
そのままではあまりにも難解すぎると言う事で、
デザイナーさんと相談を重ねた結果・・・
・先の大きめなポインテッドペンを使用
・少し文字間を広げて文字の形を見せる
・文字の形が解読不明なアルファベットはわかりやすく
・激しさや勢いが立ちすぎないように・・・
・素朴で温かい雰囲気に
やーっとスタイルが決まりました!
そんな訳で、
ここ数日ひたすら同じ文字ばかり書いています。
ちょっとの違いですが、
そのちょっとが気になって満足できないのですにゃ。
見慣れるまでは
「きれいなのかー?これー?」でしたが(ごめんなさい!)
慣れてくると楽しいです。
そして、
本来はもっと小さなペン先で超小さく書くものを、
見えやすく大きめに書いているので・・・
なかなか難しい。
うーん。
yayoはこんな文字も書くのか・・・でしょ?
殴り書きみたいですが、
殴り書きではありません!
文字の歴史的知識とギリシャ文字の知識が無いと、
書けない部分が実はたくさんあります。
だからこのお仕事、
yayoにとっても挑戦の楽しいお仕事です☆
予定されているステージの雰囲気にあわせて、
チラシ・パンフレット共にクールでかっこいい感じ。
yayoの文字は小さく載るだけですが
全体の中でよいアクセントになれたらいいなと思っています。
さぁ、もう少し作業しなくちゃ。
*****お知らせ*****
キャスト見ていただくとお分かりかと思いますが、
大人気の俳優さんばかり。
すごい勢いでチケットが売れています。
数の問題でyayoのお知り合いに限らせていただいて恐縮ですが、
もしかしたら!?
うれしいお値段で良いお席をご用意できるかもしれませんよ☆
メールにてご連絡下さい!
yayo by "BOTTEGA YAYO"