女の子の名前 | 23:00 |
自分の名前に “子” がつく方は、
子供が生まれたら “子” が付かない名前にしようという方が多いみたい。
「普通でしょ、私の名前。」って理由をよく聞きます。
対して
「自分に “子” がついていないから。」という理由で、
子供には付けたいという話は特には耳にしません。
「どっちでもいいかなー。」か
「つけないかなー。」か。
yayo自身は
自分の名前が、とてもとても気に入っています。
あえて “子” が着いていたらよかったのに!と思ったことはありません。
でも、
もし子供を産むことがあって、
もしその子が女の子だったら。
そうだなぁ。
その時は・・・
“子” の着く名前をつけてあげたいなぁと思っています。
上手に説明できないのですが、
「女の子に対する愛情」そのものを感じて。
名付けって難しいですよね。
子供への、人生の最初で最大の贈り物ですから。
そういえばこんなエピソードがありますよ。
作家・森鴎外には、5人の子供がいました。
女の子2人、男の子3人。
西洋文化に心酔した鴎外は、5名全員に異国の名前をつけました。
次女のアンヌ(杏奴)は結婚して小堀杏奴となり、
父と同じ物書きになります。
「森鴎外が残した最も大きな功績は、娘・小堀杏奴である。」
と言われる程、すぐれた文才の持ち主だったそうです。
しつけ厳しく教育熱心、そして子煩悩だった鴎外を、
娘達もとても慕っていたそう。
その父について、アンヌは著書「晩年の父」で触れています。
父は私を『アンヌ、アンヌ』と呼んだ。
そして愛称の意味もあるのか、アンヌにわざと『コ』を付けて、
『アンヌコ、ヌコヌコや』などといってふざけた。
これ、わかるなぁと思って。
yayo家でも、
かわいかった愛犬ルイの名に “子” をつけて呼んでいたのです。
「ルイ子♪ ルイ子♪ ルイたんや〜♪」・・・とまぁ、こんな感じ。
男の子だったんですけど。
そこは気にせず(笑)
ついつい “子” をつけてしまう
・・・その、気持ち。
“子” をつけて呼ぶ事が、ひとつの愛情表現になる
という感覚は、
もしかしたら、無意識のうちにあるものかもしれません。
(ただし「マリ」を「マリコ」など、両方一般的な名前はただの言い間違いに取られるので要注意)
私は学者ではないので、
その始まりや法則は わかりませんが
“子” が付く名前は決して古臭い名前などではないと思います。
むしろかわいい。
優しい子になりますように
ね、優子さん
良い子に育ちますように
ね、良子さん
誰からも愛される子でありますように
ね、愛子さん
全国の “子” の着く皆さん。
“子” の付く名前は「普通でおもしろくない」なんて事はないですよ。
ご両親の愛と願いの込められたステキなお名前だと思います☆
さて、
鴎外と娘のやり取りは、他にもこんなものがあります。
提灯に灯をつけている父の背中から私は寄っかかるようにして聞いた。
「パッパ、何してるの?」
「星を見に行くんだ。アンヌコも一緒に来るか。」
ほら、ね。
なんともあたたかいと思いませんか?
yayoもヤヨイ子に改名しようかなー☆
yayo by "BOTTEGA YAYO" ◇yayoプロフィール◇
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