正式な文書に入れるお名前には・・・ | 23:00 |
こんにちは。
今日もモジ美人を目指して
ペンに向き合うカリグラファーのyayoです。
先日、イタリア文化会館より感謝状を頂きました♪
コレ(^−^)
昨年の暮れに急遽決定した作品展示に対する感謝状です。
うれしー♪
( 関連1: '11.11.18diary・・・ 出品のご案内 & 作品の修復について )
( 関連2: '11.11.20diary・・・ 開催のご報告 & 期間延長のお知らせ )
感謝状の話題が出たところで、
正式な書面(賞状や証明書)の名入れに使用する書体 について、
これまでにyayoが貰ったものでご紹介したいと思います。
今回のイタリア文化会館の書体は・・・
シンプル!
ファンデーショナル体という書体です。
トルコ共和国から頂いたものは・・・
バスタルダ体というゴシックの草書体です。
いずれも派手なアレンジも可能な書体です。
でも、ここではアレンジを抑えて読みやすく書いてあります。
日本では好まれない 「赤で名前」 も、
西洋の文化では良い効果です。
紋章やロゴマークの色に合わせるのは品が良く重用されます。
何より目立つ!
「読みやすい」 事が何よりです。
細く軽やかな書体ではなく、重めの書体ではっきり書きます。
上下左右のスペースに少し飾りを入れても、文字本体のアレンジは控えます。
そしてもう1つ。
傾斜が一般的な書体も、傾斜させずに書きます。
例えばルクセンブルグ大公国から頂戴したこの感謝状のように。
ゴシサイズド・イタリック体(↑)やイタリック体(↓ Hall氏)は、
一般的には傾斜する書体で知られています。
でも、ここではまっすぐ。
ね。
すっごくステキ!
そして 「読みやすい」 です。
色もルクセンブルグの国の紋章の色である淡いブルーで書かれています。
現在は、
大使館にも御付きのカリグラファーがいるわけではありません。
もちろんプロのお仕事になります。
yayoが頂戴した感謝状も
yayoの先生が名前を書き入れて下さりました♪
尊敬する方に書いて頂けるのは、この上ない喜びです。
大使や館長のサインを頂戴した正式な感謝状です。
※ 日本国政府からの感謝状は当然漢字でしたので画像無し☆
yayo自身が
お仕事でお名入れを請け賜る際も心がける事は同じです。
yayo作成の証書と会議用の大きな席札(仮名サンプル)
・読みやすいこと(書体・傾斜・サイズ)
・関連する書体であること(書体の時代や国)
・関連する色であること(証書または団体)
お名前の書き入れは作品ではありません。
自分の腕を示すための文字を書いてはいけません。
何より大切な事は、
珍しく凝っていることよりも 「読みやすい」 こと!
正式文書や招待状に書かれたお名前の文字は
お渡しするお相手への敬意を示すもの となります。
丁寧に、美しく、そして読みやすく書きたいものですよね(^−^)**
お名前入れだけでなく、
本文から全て手書きでの作成も豪華でよろこばれます♪
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手書きの美しい文字って素敵!
ではではまた。
カリグラファーyayoでした**
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URL: http://yayo.ciao.jp
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◆ 3月にNYで開催される国際アートフェア "ARTEXPO NY 2012 " に
今年も参加します!